〜タイ古式マッサージについて〜
タイ古式マッサージは古代より師から弟子へと伝承されてきたもので、現在は改善され、体に必要なものばかりが残っています。ラマ3世の時代に、古代から伝えられてきたマッサージが全てワットポーの壁画に記されたので、それにより誰でも自由に勉強できるようになりました。ラマ5世の時代には、王室専用医師により、王室医学書の中で王室マッサージ法も一冊の本にまとめられました。1962年には「ワットポー・タイトラディショナル・メディカルスクール」が設立され、ここでは現在でも、古代から続いたマッサージ法を教えています。
タイ古式マッサージは体の疲れやこりを一時しのぎで癒すことを目的としていません。
不調の根源となる体全体の血流とリンパ腺の流れを改善するために様々な手法がとられます。
つぼを強く押さえつけるというより、血管を圧迫して血液の循環を止め、
ゆっくり離して自然の流れに戻すことを繰り返します。
また、ストレッチによる筋肉の柔軟性を高めることも特徴の一つです。
このような施術により、体の血流が早くなり、体も軽くなるといわれています。
〜センについて〜
タイ古式マッサージは人体にセンと呼ばれるエネルギーラインがあるという考え方の上に成り立っています。 エネルギーラインの中でも特に重要とされる10本の主線を基本とした施術を行いますが、
そのうち6本が足に集中しているため、通常、足のマッサージから始めます。
特に足を集中的にマッサージすることがタイ古式マッサージの特徴といえます。
タイ王国大使館ホームページより
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